2008年8月のアーカイブ
感心したこと。2008年08月28日
昨晩夜20時のニュースを見たところ,クシュネル外相がでて積極的に色々な案件に付き説明を加えていくのです。ロシアのグルジア侵攻については厳しい批判をして,キャスターがそうなるとまた冷戦になるのではと話を向けると本当の戦争はHOT WARなのだからCOLD WARの冷戦なら全く構わないと言い切るあたり,その迫力にはすごいものがありました。国境なき医師団という組織を作りあげ,社会党の人なのにサルコジ大統領が閣僚に引っ張ってきたそうな。何といっても格好がいいですね。
その後のニュースはアフガニスタンで最近10人のフランス軍人が戦闘で亡くなった件についてでした。今回の戦闘で20歳で亡くなった息子のお父さんが出てきて,外相の脇に座りました。日本なら涙ながらに,もう息子は帰ってこない,いつまでこんな状態を続けるのかということになるのでしょうが,そのお父さんは,まだティーンエージャーみたいなものだったが,無駄死にではない,テロリストをやっつけるために戦ったのだと。息子が亡くなった後の軍,同僚の対応にお礼を言うのも忘れずにです。そのお父さんを見つめる外相の視線。サルコジ大統領もその部隊のあるフランスの基地に出向き,家族の方々に弔問をされていましたが,泣いているシーンは全く流されませんでした。
10年以上も前になりますでしょうか,日本がPKFで送り出したグループは,警察官だったと記憶してますが,一人が運悪く戦闘に巻き込まれ亡くなった際,一人の警察官がインタビューに応えて,あと何人死んだら日本に返してくれるんだ,といったのを今だよく覚えています。
一生懸命話すお父さん,それを横から見つめるクシュネル外相の視線,テレビでこんなシーンが見れるなんて本当に感激しました。
南仏の太陽。2008年08月24日
北海道の夏,ゴルフをしているとその緑に目を奪われます。寒い国の夏の自然は本当に奇麗です。
ところで南仏も緯度からいえば相当高いので,冬はそれなりの寒さになります。勿論地域にもよりますが,たとえばプロバンスなぞは,それこそマイナス10度くらいにはなる日が一冬に随分あるのではないでしょうか?私の今いるコートダジュールは,プロバンスからは200KMくらいしか離れていないのですが,そこまで寒くなることはなく,冬でも東京くらいの寒さです。
でもなんといっても,5月から10月にかけての夏の素晴らしさは例えようのないものです。空気が乾燥していることとか,美味しいレストランが山ほどあるとか以上に言いたいのは,太陽の日差しの違いです。木の間を通って差し込んでくる光が言葉に言い表せないほど,なんともいえず奇麗なのです。よくフランスの風景画に描かれているのですが,この美しさは実際に見てみないと理解できないのではないと思います。
ですから,世界中からお金持が集まってきます。そして,今お金をもっているのは,何といってもロシア人。先週の新聞にでた記事でこちらの話題はもちきりです。このコートダジュールにカプフェラという岬があるのですが,そこの不動産を4億9500万ユーロで買ったというのですから驚きです。どうしてそんなに高い不動産があるんだと・・・。
家内の生まれ故郷に帰りました。2008年08月19日
モンペリエーの近くにMAUGUIO,モーギョーという町があります。この町が何を隠そう,家内の生まれた町なのです。今はそこの養老院に義理の母がお世話になっているものですから,そこまで送って帰ったわけです。着いた翌日が8月15日,アソンプションというマリアの昇天祭の日でした。その日を中心に町のお祭りが続くのです。
海沿いの町なのですが,スペインからは数百KMのところですからスペインの影響も多分にあって,毎夜になると,何頭ものまだ若い闘牛を町の中に放つのです。闘牛に追い掛けられて皆逃げ惑うのです。街路という街路の出入り口は全て出られないようにしてあって,そのなかを人と闘牛が走り回るのです。年によっては人が死んだりするので,禁止したらと家内に言ったら,そんなことをしたら,それこそ死人が出る騒ぎになるとか。一日中,白馬に乗ったガーディアンという闘牛を扱う人達とか楽団が音楽を流したり大騒ぎのお祭りでした。
グラスの中央病院 そのIII2008年08月13日
幸運なことに家内のお袋さんは昨日退院してきました。結局,高血圧用の薬を常用しているため塩分がたらなくなって色々と不具合が出ていたとのこと。こうったものを薬でうまくバランスさせることもなかなか難しいものなのですね。
支払いの段になって,結局全て保険でカバーされるという事で一切の支払いなしで帰ってきました。5日間入院してです。後期高齢者はフランスでは扱いがいいのですね。同室の87歳の方が退院するときにご主人がおっしゃってました。退院後は毎日,昼間と夜に別の看護婦さんが来てくれて,また他に掃除の方もきてくれるそうです。その上,お医者さんは毎週金曜日に来てくれるそうです。そして,今日お袋さんのメガネを作りにいったらこれもタダ。どういった仕組みにフランスの健康保険がなっているのか勉強してみる必要があるのではないかと思います。
それ以上に日本での後期高齢者という名称の評判がよくないですね。年齢のいった方とゴルフをしたりすると,何で長寿とか言えないんだと怒ってます。携帯も“新しい高齢者用のモデル”が発売といってますが,当の長寿(!)の消費者はまたへそを曲げているのではないかと心配になりますね。高齢者という言葉にはネガティブなニュアンスがあるのだということにもっと配慮をしないといけないと初期高齢者の私も思います。
グラスの中央病院 そのII2008年08月11日
義母が入院中とお話ししましたが,その後病院で気がついたこと。
①臭いがないこと。10年ほど前に日本で両親がいわゆる老人病院でお世話になったのですが,何時も独特の臭いがたいへん気になりました。この病院では臭いがまったくなくて,先日はバニラの香りがしてくるので聞いてみたら,一日に何回かスプレーするとか。②隣の87歳のおばあちゃんが退院したのですが,その後のクリーニングの念の入ったこと。ベッドのフレームから入口の戸,トイレの戸まで全て全部殺菌するのです。毎日の床掃除も感心します。
今日もまた,これからお見舞いに行ってきます。
グラスの中央病院2008年08月09日
家内の家族の家があるのが香水の町として有名なグラス。今年日本でも公開になった映画“パフューム ある人殺しの物語”でも有名になりました。元々この映画はたしかジュースキンドというドイツ人が書いた100万冊以上売れたというベストセラー小説を映画化したもの。もう古い本なのに今ごろ映画化というのも不思議ですね。
それは兎も角、家内のお袋さんが体調をくずし仕方なくそのグラスの中央病院に入院しました。今年は特に暑いので、胃が荒れて食欲がなくなり、体力が低下してしまったのです。90歳になるものですから。そうそう、こちらフランスでも数え年で言うのですね。家内が質問に答えて90歳というと、義理のお袋さんは91歳と直すのです。面白いですね。
やはり暑いからか病院は一杯。先一昨日の入院なのですが、昨日やっと二人部屋に入れました。毎日病院に見舞いにいくのですが、スタッフの親切なこと。部屋が空くまで臨時の受け入れ場所の、まあ幅の広い廊下というような所のベッドに寝かされていたのですが、会うスタッフ皆さんが謝るのです。部屋がなくて申しわけないと。そうでなくとも誰でも聞いたことは全て答えてくれますし、スタッフに余裕すら感じるのです。
このブログでも以前道路の話で書いた事と同じことを今回も感じるのです。システムに余裕があるので、スタッフに掛かる負担が少ないのです。日本はあくまで個人の努力、そして技と芸に期待するのです。それがないと回らないレベルのシステムを造るものだから、無理が何時でもあるのです。だから少しでも技なり芸が秀でるとやたら褒めるのです。褒められた方もその気になるし、周りもそれに見習ってがんばります、という。勿論、技とか芸が不可欠な分野もあるでしょう。でも大部分の分野ではそういった物がなくても問題なく回るシステム、仕組みを造っていく事が肝心だと思います。
検査の結果、ナトリウムが欠乏していたとの事、多分高血圧の薬の影響ではないかと思います。昨日見舞いに行った時はだいぶ元気になってましたので、まもなく退院できると思います。
庭にリスが2匹住んでます。2008年08月07日
一匹は明るい茶色をしたリスでまだサイズから言うとまだ若いリス。もう一匹のリスは黒っぽいリスでそれぞれ、我が家の庭で場所をすみ分けて住んでいます。家の正面から入り、右が黒っぽいリスの領土で、左が栗毛色のリスの住んでいるところです。いまベランダに座ってみるとその二匹が領土争い?木の幹に爪を立てその2匹が走り回るものですから、それなりに大きな音がたつのです。
昨日家に帰って来た時に車の前を黒っぽいリスが道を横ぎっていきました。それを見て命名した名前がオバマ。どうもその命名が当たっていたようで、今朝の領土争いの結果は栗毛の方が逃げて行きました。という事でもう一匹も命名することにしました。そうです、クリントン。
フランスの冷凍食品店:ピカー(PICARD)2008年08月02日
“ピカー”と書いてみると、中には”ピカイチ”と読まれた方もいると思います。と言う事で表題の最後に正確な店名のつづりも書いておきました。単に長めに読んでくださればいいのです。
さてこのお店なんですが、冷凍食品だけを売っているお店なんです。我が家から歩いて5,6分と言ったところでしょうか?300m²位の小さな店ですが、よく利用してます。どうして冷凍食品をそんなにと言いますと:
まずその冷凍食品が昔と違ってはるかに美味しくなっているということ。冷凍技術の進歩によるものでしょうが、それは冷凍した肉を食べてみるとよくわかります。というわけでひき肉はハンバーガーが一個分に小分けされたものが6個入ったBIOマーク入り、と言う事は自然食品のものを買ってあって、いつも在庫が家に置いてあります。どの家も冷凍庫をもう一台買っておいてあるようです。
それと便利なこと。品揃えからいきますとどうもピカーが売ろうとしている物は完成した食べ物を冷凍したもののようです。そちらの方が毎年だんだん増えてきていますので、お客さんもそうなのでしょう。でも我が家で主に買うのは料理に使う素材です。
例えば、たまねぎ。料理に合わせて単に縦に30等分位に切ったものをばらしたもの、あとは細切れにしたものの2種類があります。これが台所の冷凍庫の上のドアーの裏側にいつも置いてあって、料理に合わせて必要分だけを取り出して料理に使うのです。また香辛料の多くが又冷凍もの。その方が香りも味も良いのです。
あとは何と言ってもケーキ、アイスクリーム類です。必要な時に取り出して解凍すればいいのですから大変便利です。
とはいえ、日本は家が狭くて冷凍食品を置いておく、もう一台冷凍庫を置く場所もないでしょうし、毎日新鮮な食材を買いに出る習慣はここしばらくは変えようもないと思いますが、これも変わっていくのでしょうか?

